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私の思想史2 [概要]

日本の歴史はどの巻も複数回読んだ。
一番読んだのは、次に戦国時代へと続く室町時代であったと思う。
勘合貿易によって蓄積された富が為した北山・東山文化は言うに及ばず、現在の暮らしに及んでいる数寄屋造りや惣村の成立、庶民による打ち壊しや一向一揆等ハイライトが幾つもある。
鎌倉仏教の後を受けて、多くの名僧が輩出し、大乗仏教時代を創成し、戦国時代を経て日本人の価値観を形成したのもこの時代に相違ない。

次に読んだのは荘園制度から武家社会への過度期である鎌倉時代であったように思う。
この時代のハイライトは鎌倉仏教の成立と元寇であろう。
荘園が崩壊して将軍が任命する守護・地頭への移行は庶民にとって“卒塔婆小町”が四条河原に居たように大変な時代でもあったが、新しい領主の登場等もあって新田開発も進み、経済基盤が整い次の惣村への移行期でもあった。
何にせよ元寇への備えの出費が鎌倉幕府と庶民を疲弊させたに相違ない。

次に多く読んだのは現代社会の基礎を象った江戸時代である。
丁度地球の寒冷期に当った江戸の中後半は、自然災害も伴って冷害干ばつに悩まされた時期だ。
時代は武士から商工業を生業とする町人に主役が移り、江戸文化は爛熟期を迎え、フランスのアールヌーボーに影響を与えている。
奈良時代の万葉集に始まった日本の庶民文化は黄金期を迎え、現在に生きる我々に多くの遺産を残している。


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