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四苦八苦 [宗教]

四苦とは生老病死であり、八苦はその四苦に愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦を加えて言う。
人間として逃れられないものばかりであり、中々それ以外の苦は思い当たらない。
生は苦である。

至言である。
生きている限り、苦に纏わり点かれているのは事実であるが、生には喜びや楽しみもある。
であるから、「心の本体は楽しみである」で生きるのを第一にすべきである。

喜びは縁によって発生するので選べないが、楽しみは自身の選択によって生まれるものであるからだ。
老いていくのは避けて通れない。
しかし、老いてこそ自身が光り輝く存在であることを知るのも事実だ。

人は自身を他の何万倍も見ている。
老いる程に、その光り輝く部分を見続け、真に光り輝く部分を自覚するのは老いてからしかない。
老いは、見方によれば苦では無く幸福の種でもある。

時に病になり、それを不幸と感じることもある。
しかし、病は生の内で、喜びも楽しみも感じるから「心の本体は楽しみである」で生きれば良い。
このブログで障碍者を良く取り上げるが、これも同様に「心の本体は楽しみである」を目指そう。

死は受け入れる以外に取り除けない苦である。
生あるものは必ず死があると観念すれば、受け入れられるのではなかろうか。
愛する者との別れは死と同じく定めと受け取る他ない。

憎い者と逢うのは辛いものだ。
これも受け入れる以外に方法は無い。
欲しいものが手に入らないのも辛い。

これは幼い者の考え方で、成長すれば欲しい物を手に入れるには自身の努力が必要と知るし、他人との競争であるから、努力が足りないと諦めることができるようになる。
自分自身が思うようにならないと苦しいと感じるのだが、これも幼さのせいであろう。せい
成長すれば、社会の中で他者と共生し自身をコントロールする術を身に着ける。

釈迦は事象に対して、認識・名付け・拘りを苦の源と説いた。
苦から逃れる為には執着を捨てることが悟りであると言っている。

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このブログと同じく力を入れていますので、楽しんで頂ければ幸いです。


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