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尾畠さんに見る悟り [心学]

8月16日に書いた尾畠さんのマスコミ報道を見ていると、将に悟りの境地の1つの姿かと想える。 行っている事は菩薩道そのものである。 「中学しか出ていない」と言う言葉が示す通り、悟りには難しい理屈は要らないのだ。 釈迦の説いた「八正道」や「六波羅蜜」は何も難しいことは無い。 だから古代インド社会で受け入れられ、それが発展していったものが現在に残る仏教に相違ない。 釈迦は正しさと人間関係において、無が考える規本であると説いた。 ニュースに出てくる犯罪者達は三毒に満ちている。 遥か飛鳥の昔から江戸に掛けて日本人は先祖供養を肇とする仏教の教えに溶け込んでいた。 それが、江戸時代迄に犯罪が少なかった最大の理由であろう。 菩薩になりたい想いが江戸迄の日本人には多くあった。 新渡戸稲造が米国で日本人紹介をするのに「武士道」を以てしたが、それは実は菩薩道であった。 文部科学省は、どうすれば尾畠さんのように人が育成できるかを考えねばならない。 文部科学省自体が最近の報道を見ていると、三毒に侵されているとしか思えないのだ。 その三毒に侵された文部科学省の職員が尾畠さんの実践に子供を繋げていくことはできまいて。 実は文部科学省そのものを、リストラクチャリングしなければならない。 拘る必要の無いものに拘って、森加計問題が生じている。 安倍総理に拘って忖度が起き、全ての矛盾が生じているのだが、それが分っていない。 筆者は「おめでとうございます義務教育」を提唱している。 これが実現すれば、文部科学省は科学省だけで良くなるのだ。 現代社会を悪くしているのは文部行政が全てを担っていると言っても差支えない。 尾畠さんの行為が全て示している。 こちらでもブログを更新しています。 http://hbar.seesaa.net/ http://soutanou.seesaa.net/ http://fanblogs.jp/otokonoumeki/ このブログと同じく力を入れていますので、楽しんで頂ければ幸いです。

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2歳児保護:見つけた尾畠さん「ぼく、ここ」うれしかった [心学]

山口県周防大島町で3日前に行方不明になってい藤本理稀ちゃんを見つけたのは尾畠春夫さんだった。
先ず、2才児の心から見ていきたい。
幼児は祖父に連れられ、海を見る為に出かけての遭難だった。
母語が話せない幼児は母親以外に関心が行かない事に注目しなければならない。

十月十日母胎に居る間、母親の心音と体液(血液やリンパ液)の流音の環境で育った1才児は、関心が母親にしか行かないのが当然である。
祖父が母親から話して連れ出した事自体が問題であったのだ。
子供を授かった母親は、自身にしか関心が向かない我が子を想うべきである。

男女共同参画だか知らないが、政府・地方自治体・母親にその認識を強く持って貰いたい。
祖父は一連の対応をネットで批判されているが、尤もなことであると受け止める。
血が繋がっていると言うだけで、孫に特権は与えられない。

藤本理稀ちゃんは母親しか目が行かないのである。
これが生後間もない幼児の心の深淵を写す実態である。
祖父よりも藤本理稀ちゃんにとっては尾畠春夫さんの方が心の赴く存在であった。

祖父は何気ない気持ちで、孫にサービスをしてやろうと海岸を見に連れて出たのだが、そこに母親を伴っていなかったのは年甲斐が無いと言う他ない。
尾畠春夫さんは大分から藤本理稀ちゃんを探す為だけに無償で山口県周防大島町に来ている。
そして、祖父から礼をしたいと申し出られても、ボランティアにきただけだからと辞去している。

これこそ菩薩道の極みではないか。
筆者も若い頃、知らぬ事とは言え、自閉症で多くの方々に迷惑を掛けていて、掛けた当事者にお詫びもできないので、こうやって自身の分る事を社会に伝える事に使命感を感じている。
空の世界そのものだから幼児が山を登るのだという確信の知恵が湧き出たのであろう。

今回の行方不明事件で2才と78才、2人の心の深淵に触れる事ができた。
このブログを通じて、1人でも多くの方々に自身を見つめ直す切欠にして頂きたく思う。
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楽は苦の種苦は楽の種 [心学]

このブログの主体は「心の本体は楽しみにあり」である。
脳科学の観点から言えば、楽はドーパミンや脳内麻薬が出ている状態である。
逆に苦はアドレナリンやノンアドレナリンが出ている緊張状態であろう。

脳内麻薬で陶酔している時に、何らかの刺激を受けると、緊張に陥るのだろう。
これが楽は苦の種と言うことだ。
昔から油断は禁物とよく言われるが、楽に溺れるなと言う言葉をとでもある。

スポーツでも芸能でも修練している間は、先ず苦を通る。
その苦しみを幾度となく通り抜けた処に完成があり、達成感や成果が生れ楽となる。
詰りは苦は楽の元である。

一昨日の鎮魂は国家の中枢が脳内麻薬に溺れて、太平洋戦争の悲劇へと繋がった。
昨日の快哉は、苦しい練習を経て出せた満塁ホームランでもあった。
生身の人であれば、一喜一憂もあろう。

しかし、心掛けなければならないのは「心の本体は楽しみにあり」の実現に他ならない。
真の楽しみは幾度となく繰り返される試練の後に訪れるものだ。
その言葉を喝破した王陽明の人生を見ればわかる。

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鎮魂 [心学]

ポツダム宣言受諾から、はや73年である。
この所、沖縄戦終結・広島及び長崎原爆投下から73年というニュースが相次いでいる。
筆者の近親者には戦争犠牲者は幸いにして居ない。

かく言う筆者も来年70才となり、戦争への想いが違ってきたように思う。
昨年まではインバール・ガタルカナルの死闘にさえ、軍首脳の愚かさに腹が立っていたのだが、この腹立ちは現在の森加計へのものと重なる。
森加計問題は将に、ミッドウェー海戦後のサイパン・グァム・ペリリュー島での玉砕、沖縄戦に敗北して未だ戦い続け、特攻隊で多くの犬死をさせ、日本中を焦土としてしまい、挙句に広島・長崎に原爆投下された。

指導者の愚かさとしか言いようがない。
翁長沖縄県知事の突然の訃報に驚き、亡くなった方々への鎮魂の念が止まない。
森加計を平然とやり過ごす現在の為政者に危機感を感じているのは筆者のみでなかろう。

信じられる指導者に国政を委ねたいが、今その人は見当たらない。
今こそ心学を復古したいものだ。

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いじめは無くならない [心学]

平成に入って“いじめ”問題がクローズアップされて、最終的に“いじめ防止対策推進法”が国会で議決された。
結果、見てみるといじめは止めようの議論に終始していると感じる。
無論、いじめ以前の幼児虐待は許されない。


人間は生物であるから、生存競争に勝ち残る事が生きていく上で最低条件であることを認めよう。
他者より勝ることを好むのは生存競争所以のことであり、それを否認すれば生存さえ叶わない。
単純に勝る為に選択していることがいじめに直結していることを忘れてはならない。

詰り“いじめ”は本能であると極論さえできる。
どうすれば、自殺が防げるかが問題なのだ。
いじめられる人が自身を“いじめられる人間”と思ってしまう所に、自殺する機序が生れる。
即ち、志を持っていれば自身をそう考えることはないはずだ。

逆に志を持つものは、いじめる心を持たないと断言できる。
子供にとって一番大切なものは志である。
それを学校教育では疎かにされている。

今の世の中で小さい子供に「大きくなったら何になりたい」と問う大人がどれだけ居るだろう。
小説「坂の上の雲」に出てくる主人公達は夫々が自身の将来について夢を語り合っていた。

彼らは聖人を目指し、菩薩を目指す教育、詰り心学を教えられて成長している。

世の議論は人と整合しないし、全くかみ合わないから、議論の為の議論に終始している。


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明治の成果は心学によるものであった [心学]

ペリーの砲艦外圧によって徳川幕府は独断で米国と和親条約に続いて通商条約を結んだ。

異人嫌いであった孝明天皇を中心とした朝廷は攘夷一本鎗であった為、尊王論の盛んな水戸藩を中心に全国で志士による攘夷運動が盛り上がり、外国人殺傷事件も数多く起きた。
彦根藩主井伊直弼が大老となり、安政の大獄が行われて吉田松陰や橋本左内等多くの思想的リーダーが刑死したのは有名である。
憤慨した脱藩した水戸浪士によって桜田門外の変が起き、大老井伊直弼に天誅が下され、幕府の権威は失墜した。

薩長同盟等もあり、遂に討幕軍が編成され、江戸城の無血開城となって明治維新となった。
明治政府最大の功績は夷敵から日本を守り抜き、日本を西洋先進国と肩を並べたことであろう。
しかし、洋化を進める余りに廃仏棄釈等旧幕藩体制で培った遺産を捨て去った事が罪である。

150年経った本年、文科省が道徳を正式科目に編入したことが良い例である。
幕末に栄えた心学を天皇制に合わせ、学校教育に残しておけばこんな問題は起きなかったはずだ。
事実、明治維新時の日本人の識字率はパリやロンドンでさえ50%に満たない時に100%に近かった。

司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」の主人公であった秋山好古は維新が起きた時10才であったが、その時四書五経(聖人になる事を説く)を暗誦でき、明治の学校教育を受けず師範学校に行き、その後士官学校に入っている。
その後、陸軍では騎馬部隊を創設し、日本陸軍に勝利を齎した立役者となっている。
弟真之は兄の心学で培われた精神を引継ぎ、日本海海戦の戦型を立て勝利の立役者となっている。

分り易さの為に日露戦争を引合いに出したが、日本が明治国家を建設した人は全て心学のお陰を被っていて、現在に続くインフラ整備・殖産興業・政府の要職等心学無には考えられない。


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