心理学を構築した哲学 [心理学]
筆者は哲学者では無いが、若者達に「先ず、哲学をやりなさい」と言う。
現代哲学は自分を知る学問になっているからだ。
何を学んでも己を知っていれば、やっている学問と己との距離を知って、その学問が深く味わえるからだ。
元々、哲学はギリシャの「無知の知」を探究した哲人ソクラテスを祖とし、多くの弟子によって花開かせた。
ここでは、一昨日約束した通り、「心理学大図鑑」から心理学の形成過程としての哲学的ルーツの中で14人の哲学者若しくは神学者を紹介しているので、明日から一人ずつ紹介していくことにする。
哲学を学ぶ事は真の己を知る事にあり、その過程で心理学が創出してきたのは当然とも言える。
筆者は10回に及ぶ自身の思想史に書いてある通り、東洋思想それも仏教を己を知る学びとしてはしている。
現在の学校学習指導要領において、哲学が軽んじられる傾向にあるのを見て、日本の先行きを心配している。
江戸時代の藩校において、四書五経の素読が重んじられていたのだが、現行教育界は振り向きもしない。
小説「坂の上の雲」において、秋山好古は明治になって教育も受けず、独学で師範学校に進学している。
給費が良いからとて、士官学校へ行き、陸軍大学校にまで進学している。
その姿を見るに付け、現在の青少年が学校学習指導要領に振り回されて、醜悪な犯罪が多発しているのを危惧している次第である。
このブログと同じく力を入れていますので、楽しんで頂ければ幸いです
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